どのようにビジネス英語を身につければよいのか?
英文法の基礎は必要。学び方は日本語で!
英文法は、英会話に無用ということをよく耳にします。海外留学をした経験のある方は経験したことがあると思いますが、英語を母国語としない国の方でも、たくさんの英語での発言をしておりなぜこの人たちは英会話学校に通っているのだろうと当初疑問に思うことがあります。しかしながら、少しずつ自身の英語力が付いてくると彼らが発言していた英語は、英文法からは外れておりかつ彼らの英文法の筆記試験はとても低いということに気づきます。つまり、英会話においては、英文法知らなくてもなんとなく話せてしまいます。
しかしながら、ビジネスシーンにおいてでたらめすぎる英語を並べ続けていると、さすがに変だなと思われますし、上級の役職に就くほど正しく影響力を発揮するには基礎的な英文法をマスターしていなければ、正しく伝えられないかと思います。そのために、英文法基礎は必要だとご認識ください。
ここでは最適な英文法習得書籍をご紹介致します。この書籍は、受験生の間でもとても有名ですが社会人でも有用で日本語で英文法を基礎から学べます。
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英文法基礎はこの2冊!
様々な英文法の基礎書籍の中でも、この2冊は理屈から学べます。なぜ、このような規則になるのだろうと疑問に思うことが英文法ではありませんか?暗記しなければと思うところが、理屈が解説されており記憶に頼らなくてもすっと頭に入ります。
英語耳は、大人でも身につけられる!
英文法より更に習得が難しいのが 英語が聞こえない!ではないでしょうか?
実は英語が聞こえないではなく、聞き逃している?!
例えば、チョコレートとChocolate は、同じ甘いものを表しますが、日本語では、[チョ][コ][レ][ー][ト]全て発音しますが、英語と異なることを理解しましょう。発音記号は[tʃάkələt]です。この発音記号を覚えようとすると、英単語と発音記号の2倍の記憶量となり手間がかかりますね。発音記号の原理原則をご説明しますので、過度な記憶が無用になります。シラブル(音節:一音でまとめるアルファベットの塊)を覚えましょう。ロングマンの現代英英辞書をネットで検索してChocolateと調べると、choco‧late という表現が出てきます。これこそが、[ choco][ late ]の2シラブル(音節)から成りますよと示しているのです。ですから、日本語ではチョコレートは5音節ですが、英語では2音節のため、日本語と同様に5音節で期待してChocolateを聞いていると2音節であっという間に発音されてしまい、物足りなさの上、聞き逃してしまうのです。英語耳になっていないあなたは、聞こえていないのではなくシラブルを勘違いしているだけということが実際起こりうるので、これを理解してしまうと英語を聞く時のスタンスが変わりますね。Chocolateに関する話なんだから、2音節の [ choco][ late ]を聞き取ってやろうと思えば、聞き取れるのです。
自分で発音できない音は、聞き取れない?!
英語のリスニング教材を耳をずっと澄まして聞いて勉強したら、聞き流しすることで習得できる英語耳の話もあるかと思います。しかしながら、考えてみると音読して間違った発音した言葉を自らの脳が記憶しているのだから、他人が発音した同じ単語を聞き取るってとても難しいと思いませんか?単純な理屈なのですが、話せるから聞こえるが正しい英語の勉強法であります。そのために何をすべきでしょうか。フォニックス(音声学)をご存じでしょうか。ABCは、エービーシーと習いますが、フォニックスでは、ェア ブ ク と発音します。すると、Chocolateというのは、chでチュと読むルールを知っていると、 Choco チュオクオ、サイレントe(語末にeがつく単語は、eは読まずに、そのeより一つ手前の近い母音をアルファベット読みする)を知っていると、late ルエイトゥで、 発音記号の[tʃάkələt]と同じになることわかりますね。 無理やりカタカナで英語表現しようとしておりますこと英語の発音はフォニックスに基づいているということをご理解いただければ、フォニックスを学び発音することで英語耳も自然と養成されることになります。
最低限のフレーズは暗記して会話のキャッチボール開始!
英語の勉強法でフレーズを暗記しなさいと聞いたことがあると思います。ここでも、最低限のフレーズは覚えてしまったほうが早いということを理解いただきたいと思います。
例えば、英語でプレゼンをする機会がある場合、簡単な自己紹介とあいさつ、プレゼンのスライドをめくりながら説明をして最後に占めのあいさつを行います。この間に質疑応答を適宜行う場合とプレゼンの最後に行う場合とありますがこれも最初の挨拶の時にご自身でルールを聴講者に伝えればよいです。この一連の流れは、どんなプレゼンの時も同じですね。そこで利用するプレゼンのフレーズは覚えてしまうほうが容易です。
日常会話も同じですね。食事をするとき、タクシーに乗るとき、誰かにあったときにあいさつするとき、と皆さんが想定するシーンを一通りイメージしてそこで共通で使用する言葉があれば、それはフレーズとして覚えてしまったほうが良いです。
たとえば、Hello, I am XXXX. How are you? 誰でも覚えている最初の自己紹介と相手への問いかけ。これを覚えるだけで、会話のキャッチボールができますね。これすらわからないと、突然声をかけられても、・・・・・とシーンとして何か困っていそうと語りかけた相手は思うけど、何度も同じことが起きると相手にされなくなります。とにかく何か話して相手に投げかけて、相手がたくさん話してくれることを聞くだけでも実践的な英会話になっていくのです。
ビジネス英語の本質はビジネス圏語彙!
さて、冒頭ご紹介した会話の種類をおさらいしましょう。下記のようにビジネスと日常では会話する内容が異なります。皆さんはビジネスをするのですからビジネスシーンにおいて必要な英語だけ覚えればよいのです。余裕ができたら時事ネタで会話を弾ませると相手との良い関係が築けるかと思います。
)医療機器業界においては、ISO13485という医療機器の品質マネジメントシステムがあります。これの対訳版がありますので、日本語で理解して英語も併せて覚えるもしくは、日常的に英単語をうまく利用するとよいと思います。ISO13485の第4章は、英語ではClause4といい、Chapter4とは言いません。わざわざ、4章という言葉を英和辞典で調べてしまうとChapter4と出てくるのでついついその言葉を使ってしまう。でも、Chapterではないのです。通じないわけではないですが、素人だなと相手に思われます。ですから、対訳版を使って、普段レポートするときやemailを書くときに、「第4章については、XXX」と記載するところを「Clause4については、XXX」と少し英語を入り混ぜることで少しずつただ)し遺影をを使えるようになります。あわせて、Clauseの発音をフォニックスを使って(いちいち辞書で発音記号を調べる必要はありません)口ずさめば、いつでもこの単語が外国人から発せされても、4章ねと理解しながら聞き取ることができるようになります。
効果的なビジネス英語習得に向けた訓練!
最後にまとめとなりますが、毎日の業務が英語習得に向けた訓練を詰めることを改めて強調いたします。
英文法とフォニックスだけは、必ず基礎を学んでください。これは1か月で両方とも終わらせてください。
その後は、日常業務において、あえて英単語を流用しながら、ブツブツ英単語を正しい発音で口ずさみながらemailやレポートを作成してください。
プレゼンの機会があれば、当日説明する内容を一通りスクリプトを作成して(辞書やインターネットを駆使して正しいプレゼンの英語表現に努めてください。英会話教室の先生に正しいスクリプトになるように添削してもらうことがお勧めです)丸暗記してください。
丸暗記して本番に臨んでください。プレゼンは初回、2回目、3回目は、緊張でうまくできないでしょうが、訓練です。何度もやっているうちに、パターン化してきて、スクリプト作らなくても、プレゼンできるようになるでしょう。
ビジネスシーンでは、会議もとても大切です。会議の場合は、会議に参加して発言することと会議の司会進行をまずは日本語でできるようになりましょう。日本人にありがちな、会議で一言も発言しないけど黙って理解したというやり方は、ビジネス英語習得以前の問題です。司会進行には、ファシリテーションスキルを学ぶ必要があります。十分な会議の経験を積んだのち、英語での会議に臨むほうが習得は早いでしょう。
お勧めの教材
様々な英語に関する教材がありますが、下記がビジネス英語習得の実績のある書籍となります。
英文法
山口教授の実況中継全2冊。受験生からの支持を受ける良書です。